下地処理は塗装工事以上に重要です

塗装は仕上がり見栄えも大事ですが、よく見落とされているのが下地処理の過程です。下地処理をせずに塗装だけをしてしまうと、劣化したままの状態の上から塗装することになってしまうために、長期的な住まいの保護という意味では中途半端になってしまうのです。
わかりやすく例えると下地処理は女性のお化粧で言うところのスキンケアになります。
お肌の調子が良くないと、どれだけ良い化粧品を使ってもノリが悪くなっていまいます。ですから、どのような素晴らしい効果をうたっている塗装であったとしても、見積時には「下地処理について説明してください」と言うことが大切です。

- 見積もりに下地処理の内容は記載されていますか?
- きちんと診断してからの見積もりですか?
- ただ塗るだけの工事内容になっていませんか?

状態により、
下地処理が異なります!
下地処理とは?
塗装工事は、単に古くなった外壁の上から塗料を塗って終わり、というわけではありません。外壁は常に風雨にさらされています。ですから、当然汚れもついていますし、外壁自体もいたんでいる可能性があるのです。
それらを無視して上から塗料を塗ってしまえば、すぐに落剝(らくはく)してしまうでしょう。つまり、下地処理とは塗料を塗るまでにやっておかなければならない処理の総称です。この下地処理を丁寧に行っていれば、塗装はもちろん、住まいもより長持ちするでしょう。
プロによる現状把握が何よりも重要
まずは、現状を把握することが重要です。当社では無料診断を行っています。
診断結果を踏まえたうえで、どこにどのような下地処理をするのか、
どのような補修を行うのかをきちんとご提案しております。
下地処理について
鉄部(外階段、手すり、棟板金など)のサビ補修
外壁のひび割れ補修には、ひび割れの程度によって様々な方法があります。
写真は小さいなひび割れに対して、防水補強材を刷毛で埋め込む補修方法の様子です。補強材乾燥後にサンドペーパー等で研磨して表面状態を平滑にしてから塗装をすることで、補修跡が目立たないように仕上げます。
ひび割れが大きい場合には、ひび割れ箇所をカッターで切って拡げ、そこにコーキング材を充填してひび割れを埋める方法もあります。お住まいの状況により適切な補修方法があります。


鉄部はケレンといって浮いている錆や汚れを落としてから、錆止め塗料を塗ります。


屋根の棟板金はよく、釘が浮いていることがあります。釘を抜き、ビスに交換し、さらにコーキングまでします。
補修せずに
塗装だけしてあった例

前回の塗装時にしっかりとした補修工事がされていなかったため、隙間が発生し水の侵入などにより腐食が進んでしまうことがあります。

棟板金の釘が浮いていると、様々なトラブルが発生してしまいます。釘が浮いていないかしっかり確認し、ビスの交換やコーキングを行います。
棟鈑金の補修は特に重要です!



板金の固定が緩くなっていると、強風で飛んでしまったり、隙間ができているものを放っておくと、水が浸入し、中の貫板他の腐食、雨漏りの原因になります。
気になった方は、お気軽にご相談下さい。